品質評価

宝石の美しさを決める 3 つの評価と
その総合評価について

color

カラー

色合い・色調の評価

カラーストーンは、宝石の種類によって評価の基準が異なりますが、それぞれ対象となる宝石の中で美しいとされる「色合い」と「色調(明度・彩度)」に近いかを基準に評価します。また、ダイヤモンドは、無色に近いかを基準に評価します。

評価

評価基準
SS 対象となる宝石の中で「高~最高ランク」とされる色調
ダイヤモンド評価目安:D~G(無色)
S 宝石の魅力を十分に感じる「高ランク」の色調
ダイヤモンド評価目安:G~H(ほぼ無色)
A 宝石の魅力を感じる「中ランク」の色調
ダイヤモンド評価目安:I~J(わずかな色味)
例). シャンパンカラーダイヤモンド
B 宝石の魅力を感じる「中ランク」の色調
ダイヤモンド評価目安:K(色味あり)
C 魅力に欠ける「低ランク」の色調
ダイヤモンド評価目安:L(強い色味)
D 魅力を感じられない「低ランク」の色調
ダイヤモンド評価目安:M以下

QLARITY

クラリティ

内包物・キズ・カケの評価

宝石の内包物(インクルージョン)や、外面のキズやカケは、それ自体が目に留まるだけでなく、光の反射を妨げ、輝きに悪影響を及ぼす場合もあります。内包物・キズ・カケの有無と、輝きに与える影響度の低さを評価します。

評価

評価基準
SS ルーペレベルでも欠点の確認が困難な「最高ランク」
ダイヤモンド評価目安:VS2以上
S ルーペレベルでも欠点が気にならない「高ランク」
ダイヤモンド評価目安:SI1
A 肉眼では欠点の確認が困難な「中~高ランク」
ダイヤモンド評価目安:SI2
B 肉眼では欠点が気にならない「中ランク」
ダイヤモンド評価目安:I1
C 装着時に欠点が気にならない「低~中ランク」
ダイヤモンド評価目安:I2
※商品から50cm目を離した状態で観察し評価しています。
D 装着時に欠点がはっきりと確認できる「低ランク」
ダイヤモンド評価目安:I3
※商品から50cm目を離した状態で観察し評価しています。

CUT

カット

輝きの評価

宝石が生まれ持った輝きの強さと、その魅力を引き出すカットが施されているかを評価します。

評価

評価基準
SS 強い輝きを感じる「高~最高ランク」
ダイヤモンド評価目安:Excellent / VeryGood
S 強い輝きを感じる「高ランク」
ダイヤモンド評価目安:VeryGood / Good
A 十分な輝きを感じる「中ランク」
ダイヤモンド評価目安:Good
B 輝きを感じる「中ランク」
ダイヤモンド評価目安:Good / Fair
C 十分な輝きを感じない「低ランク」
ダイヤモンド評価目安:Fair
D 輝きを感じない「低ランク」
ダイヤモンド評価目安:Poor

総合評価

カラー・クラリティ・カットの個別評価に基づいた
総合評価

おおまかな目安として、AとBの間のラインが、流通量の多い一般的な品質とイメージしてください。贈り物や特別なお買い物には、十分な魅力を感じられる「総合評価:A 以上」がおすすめです。


総合評価

評価条件
SS ・すべての評価が S 以上
・ SS の評価を含む
S ・すべての評価が A 以上
・ S 以上の評価を含む
A ・すべての評価が B 以上
・ A 以上の評価を含む
B ・すべての評価が C 以上
・ B 以上の評価を含む
C ・ C 以上の評価を2つ以上含む
D ・ C 以上の評価が2つ未満