ラボグロウンダイヤモンド
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ条件で生成された合成ダイヤモンドです。天然ダイヤモンドは、長い年月をかけて地中で生成されますが、ラボグロウンダイヤモンドは、その環境をラボ(研究室)で再現し生成します。この生成プロセスの違いが唯一の違いです。天然ダイヤモンドと全く同じ成分と特徴を持つため、プロの鑑定士であっても識別は困難です。リーズナブル・サスティナブル・ピースフルな「新時代の輝き」に、今、世界中が注目しています。
index
01. 天然ダイヤモンドとの違い
02. ラボグロウンダイヤモンドの特長
03. ラボグロウンダイヤモンドの生成方法
01.
天然ダイヤモンドとの違い
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ化学的、物理的、光学的特性を持ちます。 どちらも炭素(C)のみで形成されており、硬度、屈折率、分散度などの値も、すべて天然ダイヤモンドと同じです。また、天然ダイヤモンドと同様に、鑑定書(グレーディングレポート)の発行が可能です。
天然ダイヤモンド | ラボダイヤモンド | 人造石・模造石 |
天然 ダイヤモンド |
ラボ ダイヤモンド |
キュービック ジルコニア |
モアサナイト | |
化学組成 | C | C | ZrO2 | Sic |
結晶構造 | 等軸 | 等軸 | 等軸 | 六方 |
屈折率 | 2.42 | 2.42 | 2.20 | 2.65 |
モース硬度 | 10 | 10 | 8.25 | 9.25 |
密度 | 3.52 | 3.52 | 5.70 | 3.21 |
光学分析 | 0.044 | 0.044 | 0.066 | 0.104 |
熱伝導率 | HIGH | HIGH | LOW | HIGH |
02.
ラボグロウンダイヤモンドの特徴
reasonable
採掘コストがかからないことと、供給量が安定していることから、天然ダイヤモンドの同等品と比較すると安価です。特に希少価値の高いカラーダイヤモンドは、価格差が大きい傾向にあります。Sustainable
ラボグロウンダイヤモンドは、鉱山を採掘する必要がないことから、自然環境への影響(土壌の荒廃・水域の汚染・二酸化炭素の排出)が、小さいと言われています。NO CONFLICT
キンバリープロセスの効果により、現在取引されているダイヤモンドのほとんどは、紛争と関係がないことが証明されていますが、ラボグロウンダイヤモンドは、流通経路がより明確なため倫理的なものであることが保証されています。
03.
ラボグロウンダイヤモンドの生成方法
ラボグロウンダイヤモンドの生成方法は、高温高圧法と化学気相蒸着法の2通りです。