宝石の美しさは、カラー(色調)、クラリティ(内包物・傷)、カット(輝き)、カラット(大きさ)の4つの要素で、おおよそ決まります。
当店では、お客様に少しでも実物に近いイメージを持っていただけるよう、当店独自の品質基準で宝石の美しさを評価し表記いたします。
カラー・クラリティ・輝き(カット)の3項目と、その総合評価をご参考にしてください。
※カラットに関しては、重量(ct)または直径(mm)を記載するため品質評価からは除外します。

カラー │ Color
対象となる宝石の中で美しいとされる色調かどうか?
ダイヤモンドは無色透明、カラーストーンは、濃く鮮やな色調が高評価。

クラリティ │ Qlarity
内包物や表面のキズ・カケの有無とその大小は?
装着時に他者から見て欠点が気になるかどうかが、一つのポイント。

輝き │ Cut
内側からの輝きと表面のキラメキの強さは十分か?
カットの状態はもちろん、素材が生まれ持ったテリ・透明度も評価対象。
カラー・クラリティ・カット、3項目の評価に基づき、総合的に品質を評価。
評価方法
1.プロがルーペを使用し観察して、欠点が気になるか?
ジュエリー業界で15年以上の経歴を持つプロフェッショナルが、10倍のルーペを使用して観察し、欠点が気になるかどうかをチェックします。
2.肉眼で観察して欠点が気になるか?
約10cmまで商品に目を近づけて観察し、欠点が気になるかどうかをチェックします。
3.装着時に欠点が気になるか?
約50cmまで商品から目を離して、欠点が気になるかどうかをチェックします。
評価基準
カラー・クラリティ・輝き(カット)の3項目については、下記の基準で評価いたします。
SS |
プロがルーペを使用して観察しても欠点を確認することが非常に困難、 |
S |
プロがルーペを使用して観察しても欠点が気にならない高ランク。 |
A |
肉眼では欠点を確認することが困難な、中~高ランク。 |
B |
肉眼では欠点が気にならない中ランク。 |
C |
装着時に、欠点が気にならない中~低ランク。 |
D |
装着時に、はっきりと欠点が確認できる低ランク。 |
総合評価の基準
総合評価については、カラー・クラリティ・輝き(カット)の3項目の結果に基づき、下記の基準で評価いたします。
※カラーダイヤモンドの場合は、カラー評価を除いた2項目での総合評価となります。
SS |
3項目全てがSランク以上でSSランクの評価を含むもの。 |
S |
3項目全てがAランク以上でSランクの評価を含むもの 。 |
A |
3項目全てがBランク以上でAランクの評価を含むもの。 |
B |
3項目全てがCランク以上でBクラスの評価を含むもの。 |
C |
Cランクの評価を2つ以上含むもの。 |
D |
Cランク以上の評価2つ未満のもの。 |
評価基準
カラー
ダイヤモンドの場合は無色透明。
カラーストーンの場合は色の濃さ・鮮やかさが評価ポイントとなります。
ダイヤモンドのカラー評価目安

※カラーダイヤモンドについて
その色調が魅力となるカラーダイヤモンド(トリートカラーを含む)については、カラー評価の対象外とします。
クラリティ
ピアスはクラリティの欠点が目立ちにくい位置に装着するため、 一般的には、中~低品質のクラリティグレードのものが使用されることが多いのですが、
インクルージョンの位置や大きさによっては、意識をしていなくてもインクルージョンが目立ってしまうことや、輝きを妨げてしまう場合もあります。
例えば、カフェでテーブルを挟んで座った友人から見て欠点が気になる範囲かどうか(Cランク以上かどうか)は最低限の基準としたいところです。
ダイヤモンドのクラリティ評価目安

輝き(カット)
宝石の「輝き」は、カットの状態と、その宝石がもともと生まれ持ったテリや透明度に起因します。
石の内側に取り込んだ光を理想的な角度で反射しているか、また石の表面に反射する光のキラメキは十分かを評価します。
ダイヤモンドの輝き評価目安
